自閉症と水銀||チメロサールを含むワクチン||グルテンとカゼイン||水銀分析||水銀排泄の栄養素||サリチル酸
||水銀被爆||水銀の影響度||米国の状況||魚介類の水銀|| |
自閉症についてはは、未だ明確な原因がつかめておらず、ウィルス、遺伝、食材、水銀などの重金属の各説があり、現在も世界的に研究が行われているところです。
栄養医学研究所では、その中でも水銀と食材による自閉症発症に関し、を米国タホマクリニック、ドイツMTM社との共同研究を進めています。
ここにある情報は、米国、ドイツ、イタリア、オーストラリア、ブラジルで進められている水銀と自閉症の因果関係を研究しているグループが、現在までに報告してきたものと、我々の研究グループが報告してきたものを抜粋して展開しています。
|
ページTOPへ
|
| 1、自閉症の病因 |
 |
自閉症とそれに類似する疾患は、Fragile X 症候群(染色体異常)、 結節硬化症、および、フェニルケトン尿症を含むいくつかの病因によってもたらされ、また少なくとも 1 つの注目に値する15番染色体の逆転という染色体異常によって引き起こされ得ます。
しかし、これらの病因解明には、今日までに集積された圧倒的大多数の自閉症症例がなければ不可能であり、遺伝が1つの病因である説明も不可能でした。多くの慢性疾患と同様に、自閉症の大部分の症例は、いくつかの環境問題が引きがねとなり、遺伝子病因とあいまって引き起こされるように思われます。自閉症発生率に関して最近発表された報告では、250人に1人の小児に自閉症の「流行」が見られるとされています。
1999年にカリフォルニア州政府に提出された報告書によると、小児の自閉症は年々増加しており、その発生率は人口増加率とほぼ同等のものであるとされています。
Dr.Yazbak(F.E. Yazbak, M.D.)は、彼の著書である「Autism99A National Emergency」で、他の州でも同様の小児自閉症発生率を報告しています。しかし、小児科医師は、自閉症の発生要因が、個人の環境および行動に依存するため、単純にはこの「流行」説を受け入れがたいとは思いますが、何らかの手がかりになることは疑う余地はないでしょう。
Dr. Bernardらによって書かれた、水銀中毒と自閉症の関係についての優れた論文をご存知でしょうか。彼らは、臨床検査によって、水銀中毒と自閉症の兆候、症状の分析を行い、水銀中毒症と自閉症の間には明白な因果関係があることを突き止めました。この報告は、それ以前に報告されている、体内に蓄積された水銀を除去排泄することによって自閉症症状が改善された症例と適合しており、事実、今日の自閉症の多くの症例が、水銀中毒と関係があると証明されています。これら水銀中毒症例をもつ小児の多くは、生後の早い段階から水銀の暴露を受けていました。
では、胎児または幼児がどうして水銀に暴露するのでしょうか?
第一に、水銀は我々の環境内のどこにでも存在すると言うことです。例えばそれは、我々の飲水にあります。飲水の場合、主として陽イオン ( 1+ 、または、 2+ ) の形で存在しています。
次に食材があり、魚介類は有機水銀 ( メチル基を含む水銀 )のソースとしては有名です。かなりの有機水銀は、胃腸器官系によって吸収されます。これら2つの水銀暴露経路は一般的にも知られているもので、絶対量としてはそれほど多いものではありませんが、虫歯治療で使用されている歯のアマルガム、ワクチンに含まれているチメロサールによる暴露量は、水や魚介類をはるかに上回るものです。 口腔内のpHバランスが崩れること、また、アスコルビン酸(ビタミンC)をタブレット、顆粒、液体で摂取することで、口腔内にアスコルビン酸が一時的に滞留し、歯のエナメル質が溶解し、歯に詰めたアマルガムが水銀蒸気として析出されます。この水銀は、容易に胎盤を横切るということが知られています。妊娠中の母親では、上記の理由によって水銀蒸気が母親の歯のアマルガムから析出し、血液中に流れ込み、胎盤を通過して胎児体内に簡単に入りこみます。ひとたび水銀が細胞内に入ると、陽イオンの形に変換し、容易にタンパク質や酵素の硫化水素と強力に結合します。細胞内に入った水銀がこの工程で強力に結合してしまうと、長期間体内に蓄積されることになります。米国では、チメロサールは、ワクチンの防腐剤として使用されている物質で、日本脳炎ウィルスのほか、ジフテリア、破傷風、百日咳、インフルエンザB型、B型肝炎ウィルスの各ワクチンで使用されています。この中でもジフテリア、破傷風、百日咳、インフルエンザB型、B型肝炎ウィルスには、比較的多量のチメロサール(エチル水銀が49.6%重量比)が使用されています。かつては、ジフテリア、破傷風、百日咳のワクチン(DTPワクチン)が唯一チメロサールを含むワクチンでしたが、米国では1991年にB型肝炎ウィルスに、その2年前にはインフルエンザB型ワクチンに「強制的」にチメロサールが使用されるようになりました。
米国において1990年に小児自閉症の発生率が急上昇したことは、あまりにも偶然すぎるように思えます。ワクチンは必要なものではありますが、問題は防腐剤としてワクチンに含まれるチメロサールであり、そのチメロサールが含まれるワクチンを短期間に接種させるプログラムにあると考えます。
これに加えて、チメロサールが含まれるRhoGam製剤の注射があります。RhoGamは、血液型のRh陰性過敏症の母親に対して用いる血液製剤ワクチンで、Rh(D)陰性妊婦の陽性胎児による抗D抗体産生を予防する抗Dワクチンです
米国では、このようにワクチン、血液製剤による、胎児、幼児、そして小児の水銀暴露の機会が多く、自閉症が「流行」と考える妥当な理由として思われます。
では、何故全ての子供たちが同じように影響を受けないのでしょうか?
これについては、米国における疫学的な調査が十分行われていないことから、言及はできませんが、最近の調査では、少なくともメタロチオネインと言う金属性たんぱく質との関係が示唆されています。
今後、日本でも小児自閉症患者におけるメタロチオネインの構造や絶対量に関する詳細な研究が望まれます。1997年に英国で発表されたADD小児に対する亜鉛欠乏と他動と暴力性の研究では、亜鉛の不足によって、体内に入りこんだニッケル、カドミウム、水銀などの重金属と結合して体外排泄を促すタンパク質(メタロチオネイン)の生産が低下し、これらの重金属が神経細胞に影響を与えることによる可能性を示唆しています(Sunday Times", July1997 London, UK)このメタロチオネインは亜鉛などが働き肝臓で作られるたんぱく質です。 |
ページTOPへ
|
チメロサールを含むワクチン
平成13年(2001年)3月厚生労働省医薬局 資料より |
インフルエンザHAワクチン,日本脳炎ワクチン,組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来),組換え沈降B型肝炎ワクチン(CHO卵巣細胞由来),沈降B型肝炎ワクチン(huGK−14細胞由来),沈降破傷風トキソイド,成人用沈降ジフテリアトキソイド,沈降はぶトキソイド,沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン,沈降ジフテリア破傷風混合トキソイド
[販 売 名]
ビケンHA(阪大微研)
インフルエンザHAワクチン(化血研)他
日本脳炎ワクチン(化血研)他
γ−HBワクチン「シオノギ」(塩野義)
ビームゲン(化血研)
ヘプタバックス−II(万有)他
γ−HBワクチン「ミツビシ」(東京三菱)
沈降B型肝炎ワクチン(明治乳業)
沈降破傷風トキソイド"化血研"(化血研)他
成人用沈降ジフテリアトキソイド(阪大微研)
沈降はぶトキソイド(千葉血清)
沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(化血研)他
沈降ジフテリア破傷風混合トキソイド(化血研)他
[重要な基本的注意]
本剤は添加物としてチメロサール(水銀化合物)を含有している。チメロサール含有製剤の投与(接種)により,過敏症(発熱,発疹,蕁麻疹,紅斑,そう痒等)があらわれたとの報告があるので,問診を十分に行い,接種後は観察を十分に行うこと。 |
ページTOPへ
|
| グルテンとカゼインの摂取には注意が必要 |
グルテンは、小麦、大麦、ライムギ、及び、オートムギのような草食物に含まれる蛋白質です。カゼインは、母乳、牛乳、アイスクリーム、チーズ、及び、ヨーグルトなどの乳製品に含まれる同じく蛋白質です
グルテンやカゼインは人間にも有用なたんぱく質ですが、年齢、吸収能力を考えて摂取しないと、逆効果にもなるたんぱく質で、これらの食物に含まれるグルテンとカゼインが幼児のアレルギーの原因および神経系統の働きに支障を来す可能性が示唆されはじめています。
・勇気をもって牛乳を断つ!
牛乳のたんぱく質の80%を占めるカゼインは、母乳にも含まれるたんぱく質ですが、牛乳のカゼインに比べて極めが細かく、乳幼児の腸でも消化が可能なたんぱく質です。しかし、牛乳に含まれるカゼインは、人間の母乳に含まれるカゼインとは異種のたんぱく質で、分子も大きく、胃を4つも持つ子牛にとっては容易に分解できても、人間の乳幼児には分解が困難なたんぱく質です。したがって、乳幼児、少なくともカゼインを分解する酵素(トリプシン、キモトリプシン)が分泌できるようになる2歳ごろまでは、牛乳を与えるべきではないと考えます。
・牛乳や小麦はモルヒネと同じ作用を持つ!?
グルテンとカゼインは、腸でタンパク分子(2個以上のアミノ酸が結合したペプチドと呼ばれる分子)に分解され、最終的にアミノ酸に分解されます。
グルテンとカゼインが、腸でタンパク分子に分解されるとモルフィン(グリアジノモルフィン、カソモルフィン)と呼ばれる物質になります。このモルフィンは本来血液の中には存在しない物質で、これが腸の膜を通過して体内に吸収される可能性があります。特に、小腸の粘膜が破れてしまうようなLGS(リーキーガット症候群)の場合には確実に体内に吸収されることになります。
血液を通して体内に入ったモルフィンは、麻酔薬のモルヒネに似た作用を持つことが知られており、このモルフィンは脳膜を通過して脳内に入り、小児の脳、特に、言語や聴覚機能を司る側頭葉の働きに影響を与え、ADHDの引きがね、また、精神分裂症の原因になる可能性が報告されています。
・グルテンとカゼインは自閉症と精神分裂症の原因の可能性?!
フロリダ大学のケイド博士らの研究によると、自閉症および精神分裂症患者の95%は、グルテンとカゼインのタンパク分子(ペプチド)が尿に排泄されるペプチド尿症であることを報告しています。一般に、このペプチドは尿中には排泄されないものですが、ペプチド尿症の場合、ペプチドが腸の膜を通過して血液に入り、腎臓でろ過されずに尿に排泄されてきます。ケイド博士の報告では、このペプチド尿症を食事療法や透析によって改善することで、自閉症および精神分裂症の症状がかなり納まることを報告しています。
・避けるべきメニュー
お母さん方もその食材選びに四苦八苦されていることと思います。
グルテンとカゼインの作用について説明してきましたように、集中力が低下するお子さんにとっては、あまりお勧めできない食材であると思います。自閉症のお子さんの多くは胃酸の分泌が低下していると思われる状態で、グルテンとカゼインが含まれる食材は避けるべきでしょう。 |
|
| *避けるべき食材 |
| ・小麦、大麦、ライムギなどの麦類 |
| うどん、パン、スパゲッティ、シリアル、肉まん、あんまん、クッキー、ピザ、ケーキ、オートミールなど |
| ・乳製品 |
| 牛乳、ホットミルク、チーズ、ピザ、ヨーグルト、アイスクリーム |
| ・グルテンをつなぎとして添加している加工食品 |
| そば、ラーメン、ハンバーグ、餃子、ミートボール、アイスクリーム、マッシュポテトなど |
|
| 水銀分析のための検査 |
体内に蓄積した水銀濃度を把握するために血液検査は有効な手段とは言えません。
この理由として、水銀が除去されない限り、水銀は速やかに酵素や肝臓、腎臓、胃腸、および脳内のたんぱく質と強力に結合するため、血液中に存在する期間、すなわち血液検査で測定可能な時間は短いと言うことです。従って、水銀暴露後に或る程度の期間が過ぎた後には、尿、爪、毛髪で分析が可能となります。栄養医学研究所では、爪を用いた検査によって、体内、特に細胞組織のタンパクに結合して、長期間体内に蓄積されている水銀濃度を分析する爪分析検査を紹介しています。 |
ページTOPへ
|
| 水銀排泄の栄養素 |
ここに紹介する食材は、米国シアトルのタホマクリニックのDr. Jontahn Wright、およびカリフォルニア大学のDr.Bernard Rimlandが、小児自閉症のお子さんの症状、特に、癇癪(かんしゃく)、発語、安眠、社交性の改善に対して有効であるとして、食事療法に採用している内容ですが、水銀の排泄を促してくれる食材です。有効率としては50%前後報告されていますが、自閉症の改善には栄養素が占めるウェイトが比較的高いため、この内容を参考に日常の食事で可能な限り取り入れることをお奨めします。
なお、食材の中にお子さんがアレルギー反応を示すものがある場合には、摂取を避けていただくことになりますが、万遍無く食材を取ることを考えますと、フードチャレンジ(*注)によってアレルギーを示す食材を取り入れることもお考えいただくことをお奨めします。
*フードチャレンジ
アレルギー反応を示す食材を基本的に4−6ヶ月間摂取を完全に避け、この間に消化吸収能力の改善を行い、5−7ヶ月以降、徐々にその食材の摂取を行うことで、アレルギー耐性を図る。 |
ページTOPへ
|
| 重金属排泄促進の食材 |
○システイン(L-Cysteine)が豊富な食材を選ぶ
システインは硫黄分を含むアミノ酸の1つで、この硫黄成分が水銀や鉛などの重金属の体外排泄を促してくれます。また、同時に細胞膜を通過することから、細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアに対する酸化物質(フリーラジカル)を除去するために有効なアミノ酸です。また、システインは肝臓の解毒能力を高める働きを持つグルタチオンというアミノ酸と深い関係にあるため、システインを多く含む食材を食べることで、マイルドではありますが重金属の排泄には効果があります。 |
1)玉子
2)豚肉(赤身)
3)牛肉(赤身)
4)ワインビネガー
これらの食材にアレルギー反応を持っていたり、食材として摂取が難しい場合にはサプリメントとして摂取することを考えてください。 |
| ・システイン摂取の場合の注意点 |
1)システインは、「中国レストラン症候群」(Chinese Restaurant Syndrome)として有名になった頭痛・むねやけ・めまいの原因とされる味の素などに含まれるMSG(monosodium-glutamate)の毒性を高めることが報告されていますので、味の素(MSG)の使用は避けるべきです。
2)システインを摂取する際には、ビタミンCが含まれる食材を一緒にとることを心がけてください。ビタミンCと一緒に摂取することで、システインが腎臓・胆のう結石の原因となるシスチン変化することを防いでくれます。 |
○アルファーリポ酸:ALA(チオクタン酸) |
○その他の食材 |
・ビタミンB1(チアミン):
肝臓(豚)・大豆・そら豆・インゲン豆・玄米・小麦胚芽・きな粉・玉子の黄身・鶏肉(ささみ)・杏・プルーン・レーズン・アスパラガス・ブロッコリー・オートミール・ナッツ類
・ビタミンB1摂取の場合の注意点
チアミンは水溶性(水に溶ける)ビタミンですが、調理方法や食べ合わせによって壊れたり、損失しますので、調理方法には注意してください。
1)焼く:
15−20%が失われますので手早く調理しましょう。
2)煮る:
25−50%が失われますので豆類は皮ごと、肉の場合には野菜や餃子の皮などに包んで手早く調理しましょう。
3)魚介類とは一緒に調理しないこと
魚介類に含まれるチアミナーゼという酵素がチアミンを壊してしまいます。
4)お茶やコーヒーとは一緒に食べないこと
タンニンがチアミンを壊してしまいます。
・ビタミンB2(リボフラビン):
玉子の黄身・豚肉(赤身)・鶏肉(ささみ)・大豆・そら豆・インゲン豆・ホウレンソウ・アボガド・アスパラガス・ブロッコリー・ナッツ類
・ビタミンB2摂取の場合の注意点
リボフラビンが豊富に含まれる上記の野菜・豆類をゆでるときに、緑色を鮮やかにする目的で加える塩(クッキングソルト)がリボフラビンを壊すことになるので塩ゆでは避けましょう。
・ビタミンB6(ピリドキシン):
玉子の黄身・豚肉(赤身)・鶏肉(ささみ)・大豆・そら豆・インゲン豆・ホウレンソウ・アボガド・サケ・クルミ・ヒマワリの種・玄米・バナナ・ニンジン・キャベツ
・ビタミンB6摂取の場合の注意点
ピリドキシンは熱・酸化・光に非常に弱いことから、ほとんどの調理でかなりの成分が失われてしまいます。したがって、効率的に摂取しようとする場合にはサプリメントによる摂取も考えましょう。
・ビタミンB12(シアノコバラミン):
ラム肉(赤身)・牛肉(赤身)・ニシン・サバ・玉子の黄身・サケ・カニ・牡蠣
・ビタミンB12摂取の場合の注意点
シアノコバラミンは熱・酸化・光に非常に弱いことから、ほとんどの調理でかなりの成分が失われてしまいます。したがって、効率的に摂取しようとする場合にはサプリメントによる摂取も考えましょう。
・葉酸:
牛肉(肝臓)・ラム(肝臓)・豚(肝臓)・鳥(肝臓)・ブロッコリー・アスパラガス・ホウレンソウ・ケール・ビール酵母・小麦胚芽
・葉酸摂取の場合の注意点
葉酸を含む上記の食材からは、1日に必要な摂取量の50%ほどしか得られないこと、また熱・酸化・光に非常に弱いことから、ほとんどの調理でかなりの成分が失われてしまいます。したがって、効率的に摂取しようとする場合にはサプリメントによる摂取も考えましょう。
・ビタミンB3(ナイアシン):
豚肉(赤身)・小麦胚芽・ジャガイモ・トウモロコシ・ブロッコリー・トマト・ニンジン
・ビタミンB3摂取の場合の注意点
ナイアシンは水に溶けますので、煮る、蒸す調理を避け、焼く、揚げる調理方法をお勧めします。
・ビタミンB5(パントテン酸):
玉子の黄身・ジャガイモ・ニシン・サケ・サバ・豚肉(赤身)・小麦胚芽・大豆・そら豆・インゲン豆
・ビタミンB5摂取の場合の注意点
パントテン酸を摂取する場合、上記食材の缶詰、冷凍食品・加工食材では50%以上が失われますので、このような食材は避けましょう。
・ビタミンC:
ブロッコリー・ローズヒップ・アセロラ・グヴァ・ワサビ・ケール・パセリ・カリフラワー・キャベツ・オレンジ・レモン・イチゴ・ホウレンソウ・パパイヤ・アスパラガス・グレープフルーツ・オクラ・ジャガイモ
・ビタミンC摂取の場合の注意点
ビタミンCは熱・酸化・光に非常に弱いこと、また、調理に沢山の水を使うことによって失われる量も増えますので、極力生で食べるようにし、調理する場合には、最少の水で手早く調理しましょう。
加えて、缶・ペットボトルなどのジュースや加工されているビタミンC食材には、いわゆる天然のビタミンCは全く含まれていませんので注意しましょう。
・ビタミンE:
アボガド、オリーブ油・フラックス油・大豆油・綿実油・小麦胚芽油・緑黄色野菜
・ビタミンE摂取の場合の注意点
ビタミンEを上記の油から摂取する際に注意することは、油の精製方法です。
熱をかけて圧搾した油はビタミンEのかなりの部分が失われていますので、「冷温圧搾」方法によって作られた油を選ぶようにしましょう。
・コリン:
玉子の黄身・大豆・小麦胚芽・豚(肝臓)
・マグネシウム:
豚(赤身)・ブロッコリー・サケ・サバ・杏・玄米・小麦胚芽・バナナ・リンゴ・アボガド・ニンニク・レモン・グレープフルーツ。ビール酵母・桃・ゴマ
・マグネシウム摂取の場合の注意点
マグネシウム摂取の際に注意することは、タラ(魚)や動物性のタンパク質が豊富な食材と一緒に食べないようにすることです。これらの食材がマグネシウムの吸収を阻害する可能性があります。
マグネシウム摂取に際して食事からの摂取量の考え方については、日本の栄養学食材リストに掲載されている一般的なマグネシウム量を計算すると、日本人の1日あたりマグネシウム平均摂取量は600mgとなりますが、ここで考慮しなければならないのは、食材の加工精製過程および調理過程におけるマグネシウムのロス分です。緑の濃い野菜(この色はマグネシウムをリッチに含むクロロフィルで、植物が光合成をするときに必要な物質)、小麦、大豆などにはマグネシウムが豊富に含まれているとされていますが、漂白精製、脱脂行程、油や水による調理によって平均85%のマグネシウムが失われます。例えば、小麦100gには575mgのマグネシウムが含まれているとされていますが、胚芽を脱穀し漂白精製することで約400mgのマグネシウムが失われるといわれています。
・セレニウム:
豚(赤身)・緑黄色野菜・ビール酵母
セレニウムはビタミンCおよびビタミンEと摂取することによって、セレニウムが水銀と結合を促され、体外への排泄を促します。
・セレニウム摂取の場合の注意点
わずかながら多くの自然食材にセレニウムは含まれていますが、必要とされる量は圧倒的に少ないと言えます。セレニウムを摂取するにはサプリメントによる摂取を考えましょう。
大豆についての注意点
上記の説明で大豆から摂取できる栄養素が多くありますが、大豆、特に醤油、味噌、納豆などの大豆加工食品がLGSの状態を悪化させることがありますので注意してください。 |
○糖分について |
糖分は極力避けてください。
どうしても糖分を使用する場合には、オリゴ糖・ステビアをお勧めします。
オリゴ糖の成分は乳酸菌(プロバイオティックス)の増殖を促し、腸内の菌環境を改善するために有効です。 |
サリチル酸塩と多動傾向の関係 |
この30年間で、小児の多動症状と食材、薬品の関係についての研究が積極的に行われていますが、今回はサリチル酸塩との関係について発表された報告を紹介します。
従来から、アレルギー、または、食物分子に対する耐性を持たない症状の原因の多くが、食物(食材)や食品添加物であることが研究報告されてきました。
1970年前半に、米国カリフォルニアの小児科医であるBen Feingold 博士は、小児の異常な活発行動、多動の原因が食物であることを提唱し、その中でもサリチル酸塩と呼ばれる化学薬品に影響を受けていることを報告しています。
サリチル酸塩は、アスピリンに似た化合物で、解熱鎮痛剤として薬局で販売されている「バファリン」はサリチル酸塩そのものです。また、食品添加物にも使用されている物質です。
一方、サリチル酸塩は、自然界の植物中にも多く含まれる物質で、リンゴ、ぶどう、オレンジ、ブロッコリ、ニンジン、トマト、アーモンド、 ブラジルナッツ、コーラ、コーヒー、お茶、及び、イーストにも含まれています。しかし、いくつかの研究によって、これらの天然の植物や菌に含まれるサリチル酸塩は絶対量が少ないことと、「バファリン」などの医薬品や食品添加物に使用されている人工的に化学合成されたサリチル酸塩に比べ、害はないと報告されています。
サリチル酸塩は、蕁麻疹、アレルギーの原因であるという報告もあることから、「バファリン」などサリチル酸塩を含む医薬品や「殺菌剤」「防カビ剤」などとしてサリチル酸塩が食品添加物に含まれているものは避けるよことをお勧めします。
|
| チメロサール濃度の毒性比較 |
| 人間の致死量 |
10,000−30,000mcg/kg |
| 低濃度致死量 |
3,000mcg/kg |
| 幼児で症状が出る濃度 |
1,000mcg/kg |
| 人口250人当りの平均濃度 |
100mcg/kg |
| 死には至らないが神経障害が発症する濃度 |
10mcg/kg |
| 他の重金属に曝露する濃度 |
0.1mcg/kg |
| *注:米国EPAが提示している水銀の安全限界曝露濃度 0.1mcg/kg |
|
水銀の曝露源 |
1、石炭を使用した火力発電所などのプラント
これらのプラントからは、年平均52トンの水銀が大気へ放出され、雨水によって河川、海洋へ戻り、魚に蓄積される
2、魚介類
食物連鎖によって、マグロなど大きな魚ほど水銀蓄積量が多い
3、水
平均で2ppbが含まれる
4、殺虫剤、殺菌剤
いくつかの殺虫剤、殺菌剤には水銀が含まれる
5、ワクチン
ほとんどの幼児がワクチンを接種するが、かなりのワクチンに水銀を含むチメロサールが含まれており、その量は、1ワクチンあたり12−25mcgで、幼児が平均で接種するワクチンに含まれるチメロサールの総量は237.5mcgとなる
6、歯科材料アマルガム
通常、歯の治療で詰められたアマルガムからは、1日平均1−10mcgの有機水銀が蒸散放出されている。特に、アマルガムを詰めた初期、および、アマルガムを除去したときには、20−30mcgの水銀が蒸散放出される |
| ATSDR(Agency For Toxic Substances And Disease Registry)の資料抜粋 |
1)水銀は毒性の強い物質であり、胎盤を通過し胎児にも影響を与える。主な症状は、神経系統の機能障害で、運動機能、言語機能に障害を与える。
2)乳幼児において、見た限りでは正常児のように見えるが、発育とともに除々に症状が発言し、立ち歩きができ、発後がはじまる年齢になるに従い、症状が重くなる傾向があり、発後遅滞、社交性の欠如、運動遅延などを伴なう。
3)親が妊娠中に重度の水銀曝露があった場合、胎児に与える影響は重篤で、失明、筋肉萎縮症、てんかん、言語障害をともなうことがある。 |
ページTOPへ
|
| 水銀曝露の影響度と背景について (米国立科学アカデミーによる資料抜粋) |
1)2000年現在、米国では年間60000人の乳幼児、小児が水銀曝露によって、自閉症を含む神経障害を発症している。
2)何故もっと早く診断、治療、改善に取り組めないのか? |
多くの医師が、ワクチンなどによって曝露した水銀が既に脳の神経組織や肝臓など他の臓器に蓄積しているにもかかわらず、水銀が血液中に残存していると考えており、血液の検査値ではその蓄積が判断できないことと経験がないからと考える
|
FDA Recommendations - 2001
米国食品医薬品局が2001年に報告した水銀回避の生活習慣の指針 |
1、水銀含有量が多い魚介類を摂取しない
2、魚を食べる場合には、1週間に350g以下にとどめる
約340gのツナ缶詰には58マイクログラムの水銀が含まれている可能性があり、この数値は歯科治療で使用するアマルガムを1週間口いっぱいにふくんでいた時の濃度、または2−4種類のチメロサール(有機水銀を含む防腐剤)を使用したワクチンを1度に注射した濃度に等しい。
魚に含まれる水銀は100%体内に吸収される
|
Mercury in Seafood - Lower Levels(出典:米国食品医薬品局2001)
魚介類に含まれる水銀量(低濃度)単位:ppm |
マグロ(冷凍含む) 0.32 ND-1.30
ロブスター 0.31 0.05-1.31
カレイ 0.23 0.02-0.63
太刀魚 0.22 ND-0.70
ツナ缶 0.17 ND-0.75
カニ 0.17 0.02-0.50
ダンジネスクラブ 0.18 0.02-0.48
ホタテ 0.05 ND-0.22
ナマズ 0.07 ND-0.31
サケ ND ND-0.18
カキ ND ND-0.25
エビ ND ND
|
Mercury in Seafood - highest level(出典:米国食品医薬品局2001)
魚介類に含まれる水銀量(高濃度)単位:ppm |
イサキ 1.45 0.65-3.73
メカジキ 1.00 0.10-3.22
サメ 0.96 0.05-4.54
サバ 0.73 0.30-1.67
ハタ 0.43 0.05-1.35 |
| ページTOPへ |